職務経歴書の作成手順
職務経歴の記入例(6職種の例)
職務経歴書とは?
職務経歴書は、自分を企業に売り込むプレゼンテーションツールです。
職務経歴書には履歴書のように決められた書式はありません。
自分自身を最も効果的にアピールできる書き方で、採用担当者に「この人に会ってみたい」と思わせることが出来れば良いのです。
しかし、職務経歴書次第では、採用担当者に会ってもらうことも出来ません。
つまり、仕事を探す上で最初にして最大の難関と言えるでしょう。
作成手順
1.職務経歴書を書く為に必要な(情報)材料を集め整理します。
例えば
- 勤務先の詳細
- 今までの仕事内容
- 身についた知識や技術
- 資格や免許、各種表彰
- その他アピールできること
などです。
※ポイントは、自分が伝えたいことよりも企業が知りたい情報を集める事です。
2.職務経歴書を作成します。
- 職務経歴書の形式には大きく分けて2つのパターンがあります。
- 編年体式・・・職歴の古いものから年代順に記述していきます。
習熟度をアピールしやすいので同じ業務に長年携わった方に適しています。
- キャリア式・・・経験した仕事を職務別に記述していきます。
経験業務を分かりやすく説明できるので幅広い経験を持った方に適しています。
- 形式をベースに「業務内容」「実績やスキル」「自己アピール」などの項目を設け、簡潔な文章を心がけてまとめると、採用担当者に伝わりやすいでしょう。
※以下の事に注意して下さい。
- 一人称(「私」「僕」)は不要
- できるだけ箇条書きに
- 社内用語や一般的で無い略語は使用しない
- 機種依存文字は使用しない
- 全て全角文字で入力
- 半角文字不可(半角スペースも不可)
3.全体の確認をします。
- 見やすいレイアウトか
- 誤字脱字はないか
- 企業が知りたい情報が伝わりやすいか
など、採用担当者の視点で確認してください。
※家族など、第三者に見ていただくのも良いでしょう。
システムエンジニアの職務経歴記入例
- <経歴1>
- 2000年4月~2001年3月 大学在学中
- 【担当業務】研究室の備品管理システムの設計から製造、試験まで
- 【開発環境】
- OS:Linux
- DB:MYSQL
- 言語:java
- 【プロジェクト規模】2名(役割:開発メンバ)
- <経歴2>
- 2001年4月~現在 某システムコンサルティング会社
- 【事業内容】システムコンサルティング、ソフトウェア製品開発・販売、インターネットソリューションサービス
- 【所属部署】システムソリューション部
- 【業務内容】企業向けシステムの設計から製造、試験まで
- 【主な実績】
- ・官庁の金融システム開発(2001年4月~2004年3月)
- -窓口業務にて、使用される定期貸付の設計、製造、単体~総合試験を担当し、金融に関する業務知識を得ることができました。
- -お客様の意向を受けて、プロジェクト2年目からサブリーダーとして、メンバーの育成にも力を入れて取り組みました。
- <開発環境>OS:OS4/MSP(汎用機)、DB:NDB、言語:COBOL
- <プロジェクト規模>5名~10名(役割:メンバ、サブリーダー)
- ・検索エンジンの開発(2004年4月~2005年6月)
- -結合試験、性能評価試験を担当し、ボトルネック部分の検出に寄与しました。
- <開発環境>OS:Linux(RedHat)、言語:java
- 使用ソフト:Tomcat、JUtil、JMeter
- <プロジェクト規模>5名(役割:メンバ)
- ・証券会社の仲介業者管理システム(2005年7月~2006年3月)
- -設計、製造、単体~総合試験を担当しました。
- <開発環境>OS:UNIX、DB:oracle9i、言語:java
- 使用ソフト:Websphere
- <プロジェクト規模>4名~6名(役割:メンバ)
<アピールポイント>
大学在学中には、研究室の備品管理システムをjavaで開発。大学卒業後は、5年間で3件のプロジェクトに
参加。システムエンジニア・プログラマとして、さまざまなシステムの開発を担当してきました。
また、品質確保と納期厳守を常に意識し実践することで、お客様より多くの開発を任されることになりました。
今後もこれらの経験を最大限に活かし、より良いシステム開発に取り組んで行こうと考えております。
Webデザイナーの職務経歴記入例
- <職務経歴1>
- 【勤務期間】2002年4月~2003年5月
- 【会社名】某ソフトハウス
- 【事業内容】ソフトウェア、システム開発関連
- 【従業員数】120名
- 【雇用形態】正社員
- 2002年4月~2003年5月 システム課配属
- 【業務内容】
- 社内SE(ネットワーク構築・トラブルシューティング)担当
- ・ネットワーク障害切り分け、PCトラブル対処
- ・社内ネットワーク構築のサポート業務
- >>使用ソフト:Word、Excel、PowerPoint、Access
- <職務経歴2>
- 【勤務期間】2003年5月~現在
- 【会社名】某WEBシステム制作会社
- 【事業内容】インターネット関連
- 【従業員数】56名
- 【雇用形態】正社員
- 2003年5月~現在 WEBクリエイティブ課配属
- 【業務内容】
- 企業向けWEBサイトの企画・制作を担当
- ・クライアントの要望を基に企画、提案
- ・WEBデザイン、画像制作
- ・WEBサイト作成
- >>使用ソフト:Dreamweaver、Fireworks、Photoshop、Flash
- >>使用言語:HTML、JavaScript、CGI
- ・システムチーム(SE)との連携調整
- ・プロジェクトリーダー(メンバー3名)
<アピールポイント>
現職では、常にユーザーを最優先に考えたサイト作成を行っております。
また、チームメンバーやSEとのコミュニケーションを重視し、業務が円滑に進むように努めております。
今後は前職を含めたこれらの経験を活かし、幅広く関われるWEBプロデューサー的要素の高いWEBデザイナー
として、スキルアップして行きたいと考えております。
Webディレクターの職務経歴記入例
- <経歴1>
- 1999年4月~2002年3月 某WEB制作会社
- 【事業内容】グラフィック及びWEB・モバイルサイトの開発、制作業務
- 【所属部署】WEBデザイン課
- 【業務内容】
- ・WEBデザイン、コーディング業務
- ・クライアントへの企画提案
- 【主な実績】
- ・大手ショッピングサイトの企画運営
- -デザインプランの策定・提案、グラフィックデザイン
- -クライアントや外注との折衝業務
- -20万人に対して月1回のメールマガジン発行
- -月間平均PV30万、会員数5万人
- ・大手化粧品会社サイトリニューアル
- -全面的なサイト見直し、リニューアル企画提案
- -メンバー管理・進行管理・外注管理・コスト管理
- -月間平均PV10万
- -プロジェクトリーダー(メンバー3名)
- <経歴2>
- 2002年3月~現在 某WEBシステム会社
- 【事業内容】自社サイトの運営、ネット広告販売、アフィリエイト事業
- 【所属部署】WEB企画課
- 【業務内容】
- ・自社サイトのプロデュース業務
- 【主な実績】
- ・自社サイトの運営
- -企画・ディレクション・スケジュール管理
- -クライアント向けの企画書作成
- -月間平均PV6万、会員数3万人
- -チームリーダー(メンバー2名)
- 【使用ソフト】Dreamweaver、Flash、Photoshop、Illustrator
- 【使用言語】HTML、JavaScript、CGI
<アピールポイント>
5年間のWEB関連職の経験を通して、様々な知識・技術を身に付けて参りました。
また、企画~運営までトータルに関わる事で、デザイン性が高いだけではなく、ユーザーの視点に立った使いや
すいサイトを制作するスキルが身に付きました。
実際に今まで手掛けたサイトもユーザーから高評価をいただいております。
データ入力オペレーターの職務経歴記入例
- 【職 歴】
- 2002年1月~2003年10月
- 某ソフトハウス
- 《職務内容》
- ・データ入力、データベース管理(Access)
- ・経理伝票の起票、部内予算管理(Excel)
- ・銀行振込業務、普通預金口座管理
- ・現金出納帳、普通預金出納帳の記入
- ・月次経理関係資料・報告書類作成(Word、Excel)
- ・来客、電話対応等庶務全般
- 2003年10月~2004年12月
- 某食品商事会社
- -営業部へ勤務(派遣スタッフ)
- 《職務内容》
- ・データベース作成、管理(Access)
- ・営業用資料の作成(PowerPoint)
- ・電話、来客対応等庶務全般
- ・海外発送のためのINVOICE等書類作成(Excel)
- 2004年12月~現在
- 某電子機器メーカー
- -人事部へ勤務(派遣スタッフ)
- 《職務内容》
- ・データベース作成、管理(Access)
- ・部内スケジュール管理(Excel)
- ・備品購入等その他庶務
※2006年12月 契約終了予定
【アピールポイント】
今までの職歴を通して、最も重視していた点は、依頼された方の信頼を無くさない様に正確さと納期を厳守する
事です。
この点を重視する事で今までの職場全てにおいて、アシスタントとしての高い評価をいただいて参りました。
また、資料作成やデータ入力などで、Word、Excel、PowerPoint、Accessを使用して
おりますので、サポート業務の基本ITスキルは身に付いております。
OA事務の職務経歴記入例
- <職歴1>
- 2002年4月~2004年12月 某貿易商社 ※正社員
- 【職務内容】営業部所属 営業事務担当
- ~職務内容詳細~
- ・取引先との受発注業務(納期管理・調整等も行う)
- ・営業アシスタントとして、見積書・営業資料作成(Word、Excel、PowerPoint使用)
- ・電話の取次ぎ、来客対応、部署内の小口現金管理
- <職歴2>
- 2004年12月~2005年3月 某電気通信サービス会社 ※アルバイト
- 【職務内容】業務部所属 一般事務担当
- ~職務内容詳細~
- ・社員のアシスタントとして、データ入力(Access使用)、資料作成(Excel使用)
- ・電話・来客対応、出張費の精算
- <職歴3>
- 2005年3月~現在 某システム開発会社 ※派遣社員
- 【職務内容】営業部所属 営業事務担当
- ~職務内容詳細~
- ・専用システムへの受注処理、発注依頼、納期管理・調整等を担当
- ・見積り作成(Excel使用)、プレゼン資料作成(PowerPoint使用)
- 【使用ソフト】
- ・Word
- ・Excel
- ・PowerPoint
- ・Access
【アピールポイント】
これまでの業務を通して、常に顧客を意識した正確かつ臨機応変な対応を身に付けて参りました。
また、Word、Excel、PowerPoint、Accessなどのソフトを使用しての、
資料作成、データ管理などのスキルも身に付いております。
この経験を活かし、社内業務が円滑に進む為のサポートをして行きたいと考えております。
コンサルティングの職務経歴記入例
- <経歴1>
- 1992年4月~1998年10月 大手コンピュータメーカー
- 【事業内容】コンピュータ、通信機器の製造販売、ソフトウェア開発
- 【所属部署】首都圏営業第2部
- 【業務内容】
- ・大手製造業のクライアントに対する、システムインテグレーション
- ・BPRを目的とした、業務プロセス改善の提案
- 【主な実績】
- ・大手乳業メーカーの基幹システムリプレース
- -情報システム部門だけでなく、製造部門や流通部門、スタッフ部門の全業務プロセスを掌握。同社の100周年事業に併せて、「全社BPRキャンペーン」を提案。他社ホストを全面リプレースに成功。
- -各部門のシステムアドバイザー的な存在になり、企業風土や業務上の問題点を次々と指摘し、経営者層からも一目置かれる存在になれました。
- -1997年 社長賞受賞(年間1名選出)
- ・大手食品メーカー営業支援システム
- -SFAの実践により、営業のスピードUP、顧客満足の向上を実現した。
- -ルート営業マン(300名)に、ノートPC、POTを持たせ、商談中に在庫検索や発注ができるしくみを展開。
- -また、iモードによる営業報告(日報)入力のシステムにより、マネジャークラスと担当者の情報共有や、他部門の営業間の情報交換が盛んになり、営業効率があがりました。
- -このシステムにより、同社の業績は30%UPしました。
- <経歴2>
- 1998年10月~現在 某コンサルティング会社
- 【事業内容】流通業に特化した経営コンサルティング
- 【所属部署】コンサルティング部
- 【業務内容】
- ・中小流通業に対する、戦略コンサルティング、プロセスコンサルティング、ITコンサルティング
- 【主な実績】
- ・某スーパーに対する、売上げ改善プロジェクト
- -POSの導入により、売れ筋・死に筋商品の把握を行い、売上げ構成を分析。また、在庫切れをなくし機会損失の防止に努めた。
- -棚割り管理の徹底と顧客の購買の導線をつくり、商品郡ごとに目に付く場所にメイン商品を展示。
- -顧客分析を行うことにより、時間帯別にセール企画、POPの差し替えを行う。
- -店長と顧客のコミュニケーションを促進するために「店長への直通便」といった顧客の声を拾う企画を立案
- 上記のような全体的な見直し改善により、同社の売上げは、前年同期比20%UPを達成した。
<アピールポイント>
業務改善で一番重要だと思うのは、如何に経営者から担当者までが一体化して取り組むことができるか?ということです。経営者や一部の企画担当部門が努力しても、現場にうまく、思想を刷り込めないと本当の改善はありえないと考えます。
私は、これまで、経営者層・現場・情報システム部門の方々に多く接してきたため、それぞれの方の言語で会話をする事ができます。
この3者は、全く言語がちがうため、お互いがお互いの立場で考える事がなかなかできないようです。3者の意思相通が図れないと全社的な業務改善はあり得ないのではないでしょうか?
これまでのノウハウとスキルを駆使して、この3者の橋渡し的な存在となり、全社を纏めていく、きっかけ作りを支援して行きたいと考えております。